ビジネスモデルと潮目を感じ取る

個人事業主でも小規模企業でも中小企業でも大企業でもビジネス・商売をするには、明文化されてようがされてなかろうが、その企業にはビジネスモデルがありますね。

独自のやり方なのか、どこかの真似なのかはさておき、売上と収益を得ること、そして続けるにはビジネスモデルがやはり必要です。

 

いつか書いたことかも知れませんが、ビジネスモデルというのは考え、生み出してから変えてはならない、なんてことはありません。

むしろ変えるべきときには、変えなければなりません。

その変化が大きいのか、小さいのかだけで、大きければ時間と費用を掛けることになりますし、小さければスグ実行するだけです。

「変えないとマズイかも?」と思ったら、経営者はどう変えるか、いつやるかを考えて、実行していかなければなりません。

 

私からすれば、妙なところにこだわる方がいますけど、それは経営者個人の感覚ですから仕方ありません。

ただ、変えないといけないのに、「ここは変えられない」とか「創業から守っているから」とか「先代の意志だから」とかで変えないのは、どうかと思います。

また、反対に「変えてはいけない」のに、「時代に合ってないから」とか「新しいやり方が必要」とか「改革しなければ」とかという薄っぺらい感じしかしない理由から、変えてしまうこともありますね。

 

で、大体想像付くかと思いますけど、「ビジネスモデルを変えなければならないときに変更しない」または「ビジネスモデルを変えてはならないときに変更する」ことで、会社経営の歯車が狂ってしまって、ガタガタと崩れてしまうわけです。

これはそう、薄っぺらい考えとか、急ぎすぎとか、ただの怠慢や傲慢とかから来る失敗です。

私も含めてますけど、MBAとか中小企業診断士とか経営コンサルタントとか経営〇〇とか専門知識を持つ者は気を付けないといけないのですが、「理想」とか「こうあるべき」とかという如何にも「正解・正論」というのは、とても危険を伴うものであるということです。

 

「正解・正論」なんてのはビジネス・商売には実はあるようでありません。

結果は方程式の解法から出るのではなくて、複数要因の多次元関数から求められる近似値みたいなものです。

結果には±のばらつきがあり、「+」なら良いものの、「-」が出れこともあるわけです。

時にはビジネスモデルは正解であっても、エモーショナルの部分で大きな「ー」を生むこともあって、結果が大きな「ー」になってしまうことがあります。

 

それと、世間や業界の流れというか、政治経済の動向も含めて広い目で流れを見て、潮目を読まないといけないのです。

潮目が変わっているのに無理に進めば、波風をキツク受けるばかりか船が痛んだり、いくら頑張ろうが目的地に辿り着けないことになります。

どこかの岩礁にぶつかって、乗り上げて気が付けば良いのですが、ビジネスではそういう気付きは得にくいものです。

潮目に逆らうと、ろくなことがありません。

生き残るには、ビジネスモデル云々よりも潮目を読むことが優先します。

 

どうもこのところ、この潮目を読まないで無理にビジネスモデルを推し進める姿を目にすることが多い感じがしています。

理論や理屈が強くて、世の中の流れとか人々の感情を軽視しているというか。

 

私はこういったことを数多く見て来たし、経験もしてきました。

実際、私が大切にしてきた会社もこれで潰されました。

経営者が潮目を読めるか、ビジネスモデルが優れているかで乗り越えられるか否か。

 

ビジネスモデルが優位でなくなってきたら、古くなってきたら、潮目を読み間違えると、さあ、どうなるでしょうね。

言うまでもありませんよね。

 

まあ、よく言われますよ。

「何言ってるんだ!わけが分からないこというな!」

「何を言ってるのか分からない!」って感じのことを。

私は10年20年という先々のことを考えて、言う事がありますからね。

これに対して、聞く耳を持つ人であり、やる気がある人である場合は大体上手くいくんですよね。

 

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