燃え尽き症候群にならないためには

近年、子供たちは小さなころから受験を強いられることも増えています。

小学校受験もありますが、中学校受験から何度も何度も受験をされている子もいますよね。

難関中学校へ入るために小学校から塾通いをしたり、家庭教師を雇ったりして、受験に向けて取り組む子が割と多いかと思います。

実際、自分の子供たちの周りでも数多くいたみたいです。

 

難関中学校へ入学して、中高一貫校なら、高校受験はありませんが、また大学受験に向けて、中高とずっと勉強。

難関大学へ入ることを目標として、小学校からして通算8年くらい、「受験のため、受験のため」を繰り返しています。

これを続けられる子はとても忍耐強く、スゴイ子だと思います。

 

で、自分の時のこと、子供らの受験のことを思い返してみてください。

「あの子、前はすごく頭良かったのに、思ったほどの大学に進んでないなぁ」

って子がいませんか?

 

私の周りではこういう子が結構多くいたと思います。

中学校のときまでは、抜群に賢いんですけど、高校へ入ってからは、なぜかイマイチ。

地頭は悪くないから、そこそこの大学には進んだけれど、有名難関大学とか医学部や歯学部ってわけじゃない。

どうしたんだろう?って感じの子がかなりいたんですよね。

 

これは、「高校デビュー」というか、高校に入って、気が緩んだり、部活とか他のことが楽しくなって、そっちへ比重を置いて、普段の勉強が若干疎かになり、本当に少しづつ、毎日の積み重ねで、基礎学力が追い付かなくなっていき、いざ受験勉強というときには、時間が足りなくなっていて、そこそこの大学のレベルまでしか持ち上げられなかった、ということではないかと理解しています。

または、

「燃え尽き症候群」となって、中学受験や高校受験を済ませて、当分の間、何もやる気がしない状態が続いたのでは?と思います。

 

この「燃え尽き症候群」は誰しもが経験するわけではありませんが、大きな目標や障害を乗り越えようと、長い間とにかく頑張って、その目標や障害を乗り越えたときにやってきます。

本当に何もやる気がしない感じです。

私も経験したことがあります。

一つの大きな目標や障害を乗り越えたのは、大きな実績ではあるのですが、困難を達成したわけですから、満足感はあるものの、どこか虚無感にも襲われるというか。。。

 

で、中学受験や高校受験で比較的かなり高いハードルを掲げた人がなりがちなのではないか?と感じています。

そして、目標達成の後、燃え尽き症候群となって、次の目標に立ち向かうのが面倒になってしまうか、次の目標を立てられないというか。

 

人間ってのは、誰しも、集中できる期間はそうそう長くありません。

受験って言っても、まあ長く持って、2~3年ってところです。

ラストスパートが集中期間ともいえるので、この時期を18歳までの人生のうちのどの年齢に設定するかが大事なのではないでしょうか。

どこで勝負させるか。それも勝つ勝負を。

 

これまでにも多くの友人や子供たちを傍観しつつ、こういうことを感じておりました。

早いうち、若いうちに受験戦争をやった子の中で、東大とか京大とか難関私立や医学部歯学部に進める子はほんの一握りしかいません。

高校の時だけ受験勉強をしても、結果は同じで、上記合格者はほんの一握りしかいません。

 

親としては、子供の性格やその後の進路を考えて、どこで頑張るのが良いのかをやはり真剣に考えてあげるべきだと思います。

燃え尽き症候群にならないようにするにはどうしたら良いか。

タイムテーブルとかマイルストーンというか、目標をどこにして、どのようにしてあげるのが良いかを親として考える。

 

世間一般で言われている学習スケジュールや塾や予備校は本当にこの子に相応しいのか?と疑い、考えるべきです。

難関大学に受かろうとすれば、積み上げるべき学習はものすごく多くなります。

勉強する時間や模試の回数もたくさん必要になります。

ただ、闇雲にやっても効果があるとは言えないでしょう。

 

で、効果的なのは、「しっかりとした、明確な目標となる大学と学部、偏差値を意識する」ことから始めます。

次に高校3年後半での偏差値、前半での偏差値、高校2年後半の偏差値~と具体的な数字の目標を立てます。

(学年何番とかクラス何番というのでも良いですが、これは他の子の動きに影響されるので、模試の偏差値が設定しやすいかな。)

 

ここで重要なのは、「ゴールから逆算」していきます。

目標は目安ですから、前後するのは構いません。

必要なのは、目に見える形にして、頑張れるか、続けられるかどうかを分かりやすくしておくことです。

こういうようにしておけば、「あとどれ位?あと何点?あと何日?」ってのが頑張りやすいんです。

「闇雲に」やると、いつの間にかゴールが分からなくなってしまい、そして、自分の立っている位置も分からなくなり、やる気が持てなくなってしまいます。

 

これ、実はビジネスでも同じです。

納期がいつ、数量がいくつ、品質レベルはどれくらい、っていったのと同じことです。

いつまでに仕上げるには、何日前にはここまで出来ていないといけない、ってのと一緒ですよね。

仕事が出来る、出来ないってのは、こういうところを計算して行動しているかどうかです。

 

勉強ができるってのも同じです。

ゴールと計画をしっかりと持って、いつ集中してやるか、いつ遊ぶかをしっかりと決めて、把握して、行動する。

 

あと、親としては、子供が燃え尽き症候群にならないように気を付けましょう。

気分転換させたり、一緒に遊んだり、買い物に行ったりして、気分をリフレッシュさせて。

そして、タイミングをみて、改めて、しっかりとした目標とかハードル設定を設けます。

これで、燃え尽き症候群はけっこう避けられます。

 

まあ、受験する本人は分からないというか、気が付いていないところをケアするっていうか、普段から会話してれば分かるかな?

目標と計画を持って、やっていても、やはり疲れは出てきます。

「中だるみ」というのも起こります。そういう時は、そっと見守る。

やる気が出ないときに「勉強は?大丈夫?頑張って!」なんて言葉は「ただのプレッシャーでしかない」です。

あと、上から目線で言わないこと、くどくならないこと、何回も言わないことetc. いろいろと気は付けないといけませんけど。

 

そうそう、親として大事なことをもう一つ。 

「親のプレッシャーが強すぎると、子供は潰れます。」

何かの拍子に、心が折れるというか、ダメになることもあるのではないかな。

自分の学生時代のことを振り返ると、そういう子の親は必ずと言っていいほど、強いプレッシャーをかけていましたね、残念ながら。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加