倒産した会社はどこで躓いたのか

倒産・経営破綻した、破産した企業の実際や実態をもとにし、自社を省みることで経営悪化を未然に防ぎましょう。

また、事業の再生・再建をする上で間違えた選択をしないことにも役立つはずです。

(ちなみに、これらは銀行員、中小企業診断士、コンサルタントとして直面し、体験してきたことから記載しています。)


 

倒産・破産した会社はどこで躓いたのか?

 

一つのことに躓いたのが原因ということは少ないはずです。

ただ、1972年のオイルショックや1985年のプラザ合意、2008年のリーマン・ショックような市場の為替や株価が大きく動いたり、負の連鎖が続くようなとき、2011年の東日本大震災のような大災害のときは、取引先からの連鎖を受けて、数多くの倒産・破産が起こります。

このようなときの倒産・破産は、見方によっては偶発的な事故のようなものかも知れません。

 

今回、このWEBで取り扱っている倒産・破産は、好景気・不景気・偶発的出来事等に関係なく、平常時に起こるものを考えています。

 

倒産・破産にまで至る過程では、いくつもの間違いをしているということを「倒産する会社はいくつも間違えている」で述べました。

では、実際にはどこで間違え、躓いているのでしょうか?

 

倒産・破産した会社の諸事情は多種多様であるので、細かな点を突いていくとキリが無いかも知れませんので、カテゴリ的な見方をしたいと思います。

企業の持つ要素として、よく聞く「ヒト、モノ、カネ、情報」があります。

これらをカテゴリーとしてみていくと、どこで間違い、躓いたのかを紐解くこともできるはずです。

 

1)ヒト・・・会社運営に介在する人

  1. 経営者、経営者陣
  2. 幹部社員
  3. 一般社員(含むバイト等)
  4. 取引先(仕入先、販売先)
  5. 金融機関
  6. 顧問等専門家

 

2)モノ・・・会社運営に関わるモノ

  1. 土地建物等の不動産
  2. 機械設備、車両等の動産
  3. 在庫、材料、仕掛品等の棚卸資産
  4. 投資(業務上の先行資金、繰延資産)

 

3)カネ・・・会社運営に関わるお金

  1. 資金繰り
  2. 借入金(含む社債)
  3. 不良債権
  4. 貸付金(関連会社含む)
  5. 投資(有価証券等)

 

4)情報・・・仕組み、意思疎通、外部情報

  1. ビジネスモデル
  2. 報連相(報告・連絡・相談)
  3. 各部署・部門間の連携
  4. 取引先との情報交換
  5. 業界や景気全般に関わる動き・見通し
  6. 風評を含む外部情報

 

実際、自分の目で見てきた感じでは、これらのどこかで間違え、躓いているのが多いと思います。

これらの項目を自社に当てはめて考えてみれば、自社が危ないのかどうか、セルフチェックすることも出来るかと。

 

次に例を挙げてみようと思いますので、参考までに。

よく目にしたのが、以下のケース。

 

<ケース1>

業績は順調に推移しているため、更なる成長を目指して、借入をして、本社工場や倉庫を新設したり、新たな機械設備を導入したり、新店舗を展開したりします。

その直後に、取引先とのトラブルが起こったり、経営上の問題が表面化したりし、業績に急ブレーキがかかり、業況が悪化し始めます。

次第に、資金繰りが悪くなり、借入金の負担も重くなり、金融機関からの突き上げが始まります。

リストラを実施し人員削減をし、立て直しを図りますが、社内の雰囲気がだんだんと悪くなっていきます。

そしてついに、納期遅れや受注ミスを起こし、取引先とトラブルが新たに生じたり、取引減少が加速したりし、また業績が悪くなり・・・

これらが連鎖反応のように次から次へと生じてしまします。

新社屋や新工場のお祝いムードから、まさに、奈落の底へと突き落とされるような、螺旋階段を駆け下りるような感じで、悪いことが連鎖します。

こういう一連のことを「負のスパイラル」と言っています。

 

しかし、どうしてよく似通ったことがいろいろな会社で起こるのでしょうか。

当事者としては、後々にならないと結果は分からないのですが、実は投資をした時が、その会社の成長のピークであって、本来は衰退期に入るため、事業の見直しをしなければならなかったときに、無理な設備投資等をしてしまった、というものです。

また、経営者や社員全員に様々な負荷が掛かっていて、その負荷の積み重ねが会社の全員のキャパシティを超えてしまっていたために、どこかで調和が崩れているのだと思われます。

 

一方、老舗企業で、長年に渡り業績好調で資金も豊富ですが、設備投資にはかなり慎重な会社が少なくありません。

本社や工場の建物はかなり古めかしいのですが、建て替えをする気配すら無いというのは、上述したようなことを経営者がかなり意識しているためです。(ただし、製造機械など不可欠な設備はしっかりと更新投資をしています。)

こういう会社が設備投資をするときは、自己資金をしっかり貯めて、借入金には頼らない、ということも多くで共通しています。

 

<ケース2>

人事面から起こる倒産・破産もあります。

これは中小企業や小規模企業、老舗企業、同族企業で見られます。

傍目には、とてもくだらない、バカバカしい話がベースあることが少なくありません。

次のようなことですが、当事者となれば、決して笑い話として流すことは出来ませんよ。

  1. 跡目を誰が継ぐかで、兄弟や子供たちが仲たがいをする。
  2. 営業成績で妬み嫉みがあり、幹部社員の間で争いが起こる。
  3. 社長と専務といった経営者の仲が悪く、社内で派閥ができ、それぞれで争いが起こる。
  4. 気に入る、気に入らないといったことから、社内でイジメがある。
  5. 「えこひいき」と勘違いし、社員同士でいがみ合う。
  6. 噂話やウソを吹聴する人がいる。

 

このような些細なことが根っこにあって、社内のコミュニケーションが悪くなったり、組織がバラバラになった会社もかなり目にしました。

幹部社員が辞めていき、営業や製造が儘ならず、売上減少、品質低下、納期遅れなどが起こり、業績が悪化していき、「負のスパイラル」を起こしだし、社内で争いが増していく。

人事面からの崩壊はジワジワと進み、ある日どこかで暴発します。

「くだらない!放っておけ」なんて感じで侮っていては、取り返しのつかない事態を招くことがありますから、不協和音がしたら、早々に問題解決に向けて動くべきです。

トラブルの芽は速め速めに摘み取っておくべきです。

 

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