企業格付けとは何ですか?

企業格付けとは、企業の信用力をランキングにしたものです。

大抵の金融機関では、融資先企業を10~15ほどに分けたランクに分類しています。

信用力の高い企業は企業格付け「1」、破綻先は企業格付け「15」のように数字が少ないほど格付け評価が高いという具合です。

 

自社がどのランクに分類されているか、というのは金融機関に確認してみれば分かりますが、最近では安々と受け答えしてくれないかも知れません。

 

この企業格付けは金融機関における金融庁検査、日銀検査や自己査定という検査にも対応しています。

また、融資の方針にも影響しますし、融資額や金利設定にも影響しています。

 

さて、この企業格付けはどのようにして行われるのでしょう。

 

基本的には、決算書をベースにした定量評価です。

企業が提出した決算書のデータが財務分析システムに読み込まれ、自動算出されます。

そこに企業の数字では評価しにくい定性評価が加味されます。

定量評価が占める割合が比較的高く、定性評価による加味が低くなりますが、これは銀行などの現場担当者による恣意的な操作を防ぐ狙いもあるでしょう。

そのため、どうしても決算書の見た目が重要になりがちではあります。

言い換えれば、赤字、繰越欠損、債務超過などが表面化している場合は、企業格付けの自動算出数値が低くなり、担当者による定性評価によるランクアップが難しくなります。

(基本的に、担当者によるランクアップは1段階程であって、しかも支店長もしくは本部の認可が必要となることが多いでしょう。決算書の数字と実態に大きなズレがある場合や何らかの一時的な理由などがハッキリしていない限り、ランクアップに熱を注いでくれる担当者は少ないかもしれません。)

 

企業格付けは定量的な評価に重点が置かれている感は否めず、さらには、融資額、融資期間、融資金利さえもマトリックス(網掛け表)に対応する回答がほぼ自動で導き出されることにもなります。

企業向けの融資といえども、何となく、住宅ローンや個人ローンのように半自動化されてしまっているのが実態です。

 

このように「企業格付け」は企業に対する融資方針、融資額、融資期間、融資金利、自己査定などの多くに影響しています。

このため、企業としては決算書の数字には気をつける必要があります。

とはいえ、粉飾決算をしては元も子もありませんよ。

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