case14・・・意外に気が付かない資金調達方法

中小企業で資金を調達するのは、銀行融資が中心になります。

 

もちろん、その他の金融機関やノンバンクといわれるところからも調達できることは、皆さんご存知でしょう。

ただ、銀行以外から資金を調達する場合、「金利が高い」ということがネックになります。

今回は、皆さんが意外と見落としていることをお伝えします。

 

  

一つ目は、「生命保険」です。

 

この生命保険、保険会社に申し込めば、契約者貸付という形でお金を貸してくれます。

しかし、金利は銀行よりも高めになります。

 

そこで、この生命保険を担保として銀行に差し出し、融資を受けるという手もあります。

生命保険の証券を「質権設定」という手続きをして、銀行に預けるのです。

そして、銀行は保険の「解約返戻金」の範囲内を新たな担保として融資するのです。

 

この「生命保険」の「質権設定」に関しては、出来る銀行と出来ない銀行があります。

こういう方法を知らない銀行員もいますし、生命保険会社ですら知らない場合も。

 

この「生命保険」の「質権設定」という方法を使えば、保険契約を解約せずに済みますので、いざという時の「保険の効力」を守ることもできます。

また、「生命保険会社」からすれば、「保険契約の解約」を避けることもできるので、保険会社にとっても、損な話ではありません。

 

なかには、「生命保険まで担保に差し出すのか?命まで預けろと言うのか!」と思われる方もいるでしょうが、保険は受け取るまでは何も使えないお金になっているのをお忘れなく。

特に、企業が経営者に掛ける生命保険は、意外と見落としています。

決算書の資産の欄の「保険積立金」の項目を見てください。

結構な金額が計上されていませんか?

「寝ているお金に動いてもらう」というのは、金融戦略・戦術として活用するべき時もあります。

こういう「生命保険」で資金調達できるのか、取引銀行に聞いてみるのも、悪くないです。

 

 

二つ目は、「小規模企業共済」です。

 

この「小規模企業共済」は中小企業基盤整備機構の共済制度で、主に経営者の退職金に利用されるものです。

掛け金の範囲内で、契約者貸付が行われます。

少額かも知れませんが、使える手段でもあります。

 

この制度の詳しい内容は、独立行政法人中小企業基盤整備機構のホームページでご確認ください。

 

これら二つは、生命保険や共済に関することですが、いざというときに、活用できる方法であることは、覚えておいて損はありません。

 

※ 生命保険会社等の契約内容や取引規定によっては、取扱ができるか否かが分かれますので、お取引のある生命保険会社や銀行にご相談・お問い合わせしてください。

 

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