「事業計画書」というものを書いたことはありますか?
最近創業した方は、結構書いているかもしれませんね。
銀行との取引で、この事業計画書の提出を求められた方もいらっしゃるはずです。
(銀行取引で求められるケースは②でお話します。)
創業や経営革新などの場合の事業計画書は、かなり細かく書きます。
それは、新たに会社を興す場合や新たに事業を始める場合には、事前に商品・サービスの市場規模や顧客動向などの調査・分析などがなされていることが、より良いとされています。
では、なぜ「より良い」のでしょうか?
それは、計画を立てるために、これから始める商売のこと、周りのことなどをいろいろと調べることで、勉強もでき、実現可能な範囲を知ることができます。
また自分が抱く希望・夢を実現するためには、「いつ、どこで、だれと、どのように、なにをすればいいのか」という5W1Hで自問し、答えや策を見出すこともできるからです。
カンタンに言ってしまえば、予定や予想、スケジュールなわけです。
それから、「転ばぬ先の杖」でもあります。
また、創業や経営革新で融資を受ける場合に、この事業計画書を提出します。
融資申込みに必要な書類であるとも言えます。
このように書くと、事業計画書を書くことは「良いこと」のように思われます。
悪いことではありませんが、マイナス面がある場合も。
それは、自分で知らぬ間にいろんな「決まりや限度」を設けてしまい、気付かぬうちに「ブレーキ」を踏んでいることもあります。
「成長や飛躍のタイミング」なのに、事業計画書から外れることを気にして、ブレーキを踏んで、せっかくのチャンスを逃してしまうことも。
チャンスは、「これがチャンスだよ!気付いてよ!」とは言ってくれません。
「あの時が、チャンスだったんだ!」と思うのは、事が済んだ後ですから。
このように、事業計画書にも長所・短所があることを、少し覚えておいてください。