売り方を変えれば売れる

  売り方を変えれば売れる


これは誰しも経験があることかも知れません。

モノやサービスを売っていて、売り出してから暫くしてから売れるようになることがよくあります。

なかなか売れないと思って、店舗やオンラインショップでの見せ方を変えてみたり、隣に置く商品を変えてみたり、他の商品との組み合わせやセットで販売してみたり、いろんなことを試行錯誤していくことで、ある日を境にして売れ出すことがあります。


逆に、結構安定して売れていた商品やサービスがある日を境にして売れにくくなることもあります。

商品そのものは変わっておらず、値段も変わっていないにも関わらず売れにくくなる。 


このようなことがあるから、モノやサービスを売るのは面白いといえます。

(売れれば楽しいけれど、売れないと辛いですから、一概に面白いと言うと語弊がありますね。)



私は自分でオーダーメイドの家具作りという商品というかサービスを売ってきました。

それこそ最初はなかなか理解してもらいにくく、客足もサッパリ。営業に歩いても門前払いは当たり前でした。

一度始めたことなので、あきらめることができないですから、試行錯誤を繰り返すしかないわけです。

試行錯誤が良かったのだと思っていますが、もしかしたら、たまたま出会ったお客様に恵まれたのかも知れません。



オーダーメイド家具ですから、基本的には、お客様の抱く要望事項があります。

その要望事項を羅列してみて、置く場所と使うシーンを確認して、設計をしていきます。

そして、自分なら「こういう風にしたほうが使い勝手が良いかな、デザインがいいかな」なんてことを考えながら、デザインと設計をしていくのです。

それと、お客様の性別、背丈、空間の雰囲気、好きな色や風合い、その他様々な要素をも検討材料にしながら、数通りのデザイン図面を作成し、プレゼンを行い、お客様の要望を再度確認します。

一発OKのこともありますし、手直しやデザインのやり直しをすることも当然あります。

こういうデザイン、設計を繰り返して、本当にお客様が満足のいくオーダーメイド家具を仕上げていくのです。


このようなオーダーメイドの受注であれば、売り逃しのようなことはありません。在庫を抱えることはありません。

製品単価も高めになりますが、それは出来栄えもあって、価格に対するクレームは生じません。


基本的には昔からの家具作りの手法を用いて、職人が作る家具を販売しているともいえます。

しかし、売っている商品はアプローチの仕方が違うため、値引きや値崩れも無く、顧客満足度は飛躍的に高く、リピート顧客を増やしていくことが可能になります。

売れにくいものをアプローチを変えて、売れるように変化させているのです。



リピート顧客が増えれば、他の売れにくい商品も売れるようになったり、定番品の販売数も増えることにつながったりしていきます。

最初のうちの「ほんとうにこのやり方で大丈夫?」という不安をどこまで我慢し、乗り越えられるかが大きな分かれ目です。

途中であきらめてしまえば、「このやり方ではダメだった」という結果しか残りません。

しかし、あきらめずに続けていれば、試行錯誤もさらに重ねられ、結果として「あぁ、こういう方法にすれば良いということか」という成功への道筋が見えてきます。



実店舗で売れても、オンラインでは売れにくいということもよくあります。

その逆もあります。

店舗では売れないのに、オンラインで年に数回でも注文があるというのも、見せ方や販売方法がその商品にはマッチしているということでしょう。



生鮮食品などであれば、「タイムサービス」で売れる商品とそうじゃない商品との違いがあると思います。

商品・サービスによっては昼間売れるもの、そうじゃなくて、夜間・早朝に売れるものもあります。



ホームページのページビューを見ても分かるのですが、ビジネス系は昼間のページビューが多く、個人向けのものは昼食時、夕方~夜間が多くなります。

そのタイミングでgoogleのアドワーズ広告を打てば、何らかのアクションが起こる。



いろいろとザックリと書いていますが、売り方を変えてみれば売れるようになることが数多くあります。

そして、誰も気が付いていないようなこと、やっていないようなところには、ビジネスのチャンスが存在しています。

それがどんなにメジャーな商品・サービスであっても、競争が激しいと言われるマーケットでも、必ず「ニッチ」な部分は存在しています。



中小企業、小規模企業、個人事業主が戦う場は、メジャーなマーケットではなく、狭いニッチなマーケットです。

ニッチなマーケットであれば、そのマーケットでの首位に躍り出ることは比較的容易になります。

そしてニッチであればこそ、探している相手からも見つけやすくなりますので、そんなに営業や広告も必要でなくなります。

そうすれば無駄な予算も不要となり、サービスや商品の質を高めたり、新しいサービスや商品を生み出したり、また新たなマーケットに進出してみたり、と次から次へと手を打てるようになっていきます。



売り方を変える、ということをここでカンタンに言いましたが、難しいと言われるかも知れません。

多分、今のままでは困難かも知れません。

新しい発想を出すにも、自分たちの考え方、モノの見方などが邪魔してしまいますから。

考え方、見方を変えていくトレーニングが最初に必要になることもあります。

自分とは違った意見を持った人がいれば、その人とのコミュニケーションもトレーニングになります。

異業種交流も役に立ちます。



行き詰ったとき、次の展開を考えるとき、新たな発想が必要です。

見方、考え方が違えば、既存の商品・サービスでも見え方が違ってきます。

そうすれば、売り方も変えられるようになってきます。



閉塞した時代はある意味で、殻に閉じこもっているということです。

殻を破るには労力と勇気が必要ですが、やはり、勇気が一番です。


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