経営改善の計画が立てられない

倒産・経営破綻した、破産した企業の実際や実態をもとにし、自社を省みることで経営悪化を未然に防ぎましょう。

また、事業の再生・再建をする上で間違えた選択をしないことにも役立つはずです。

(ちなみに、これらは銀行員、中小企業診断士、コンサルタントとして直面し、体験してきたことから記載しています。)


 

経営状況が悪くなってきたり、悪い状況になってしまっているにも関わらず、そのまま放置しておいて良いことはありません。

いますぐにも、どこで悪くなっているのか、何が原因なのかをはっきりと把握する必要があるはずです。

そして、その原因をどうすれば解決できるのか、解消できるのかを見極め、対処しなければなりません。

 

そのためにも、現状を分析し、問題点を整理し、改善策を決め、これからどうなっていくのかという計画が必要です。

これを経営計画とか経営改善計画といいます。

 

 

これからの話は何年か前に実際にあった話です。

私はその会社のコンサルタントや顧問では無かったので、忠告する程度でしたが。。。

 

とある会社B社の顧問C氏から私のところに電話があり、経営悪化の状況を聞きました。

その顧問C氏は弁護士で、そのB社の顧問をしているとのことでした。

その内容としては、「経営が悪化し、借入金の負担が重く、返済に困っている。遊休資産の土地を売って、返済条件を変更したいと思うのだが。。。」というものでした。

 

話を聞いた私としては、「そうですか。土地を売って、返済をするというのは分かります。それで、その後の返済は大丈夫なんですか?取引銀行はどう言ってますか?今後のことを考えれば経営計画書を求められると思いますよ。」と返事をしました。

電話のやりとりから、その顧問C氏は弁護士であるものの、経営計画書や経営改善計画書については分からなかった様子。

そういう書類があるということは知っているのでしょうけど、実際に書いたことが無かったんでしょうね、中身が分からないという感じでした。

まあ、弁護士でも金融系に黒い人は多くても、中小企業の経営改善に黒い人はそういませんかね。

 

で、後日、C氏に確認する機会があったので、どうしたかを聞いたところ。。。

C氏「B社には経営計画が必要ということは伝えています。」

私「B社に経営計画書をきちんと書ける人はいるのですか?」

C氏「・・・」

私「現実、誰もいないという感じですか。では、そのままではマズイことになるんじゃないですか?」

C氏「・・・」

その件については、それ以上聞いても仕方ない感じでした。

 

で、また後になって、別のところから伝え聞いて分かったのですが。。。

C氏は手に負えないことだったのか、B社の経営改善計画書は作成されず、遊休地売却と銀行の返済条件変更の話は、銀行に持ち込まれなかった、ということでした。

これを聞いたとき、正直思いましたが、「分からないなら、こっちに何で聞かないんだろう?」

 

さらに後日になって、B社がそのまま何も手を打たず、延滞をするようになったとのことでした。

そのB社の顧問で弁護士であるC氏は何をどうしたいのやら???

自分の顧問先が延滞する状況になって、顧問料支払われなくなって、それで放置すればいい?

 

わけの分からない感じでした。

そのB社については、延滞が始まってしばらくして(1年後くらい)、破産申立をしてました。

私はたまたま話を聞いていたので、何とも後味の悪いものでした。

 

正直言って、経営改善計画書の雛形も持っているし、どう書けばよいのかアドバイスすることも出来るわけです。

こちらに話を聞いておいて、その後の経緯と結果は何なんだ。

弁護士というプライドなのか知りませんが、ちょっと頼めばいいだけなのに。。。

 

まあ、実際C氏が悪いのかどうかは定かではありません。

B社がどこかの経営コンサルタントや取引銀行に相談して、経営改善計画書をしっかりと書いて、銀行に納得してもらえばいいだけです。

それをB社がしなかった、経営改善計画が立てられなかった、ということなのかも知れません。

 

当事務所としては、顧問先等で経営改善計画書の作成をお手伝いしております。

銀行や金融機関への説明が必要な際には、同席してお話もします。

そういう支援をしてきた会社は、厳しくても金融機関の協力を継続してもらっています。

会社経営には良い時も悪い時も厳しい時もあります。

ここしばらくは厳しくても、経営を改善し良くしていきたいと思って取り組む限り、少しずつでも良くなっていくものです。

 

「経営改善計画書を作成してくださいね」と言って、きっちりと書いてくれる会社は多くはありません。

現状をみて、分析して、現場や工場や店舗をあれこれと見て、話を聞いて、どうしたいかを考えて・・・

それらの段階をひとつひとつ、一緒になって考えていかないと、より良い計画書になりません。

それ相応に手間暇とコストが掛かるものです。

 

たまに電話で「(丸投げで)経営改善計画書を作って欲しい。」というお話が来ますけど。。。

「正直、会社のことがよく分からないのに、書けません。」ってなってしまいます。

 

また、改善計画というのは、その時だけ作ればいいわけでもありません。

その後の経過まで見ていき、状況に合わせて改めて策を考えていくことも必要です。

この辺りまでご理解いただけていれば、こちらとしてもお話を受けやすいかな(笑)

 

ご訪問ありがとうございます。
今日は です。

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