破産前の会社はサルベージできる

倒産・経営破綻した、破産した企業の実際や実態をもとにし、自社を省みることで経営悪化を未然に防ぎましょう。

また、事業の再生・再建をする上で間違えた選択をしないことにも役立つはずです。

(ちなみに、これらは銀行員、中小企業診断士、コンサルタントとして直面し、体験してきたことから記載しています。)


 

別ページの「破産(申立)した会社のサルベージは困難でしかない」 に関係しますが、破産(申請)前であれば、実質的に倒産・経営破綻している企業でもサルベージ(引き揚げ)することができます。

 

銀行等の金融機関主導で行うとか、経営コンサルタントを入れて会社主導で行うといった「私的な再生・再建」があります。

また、再生支援協議会に駆け込んで、経営コンサルタントを入れて、協議会主導で再生・再建することもできます。

法的には、会社更生法や民事再生法のもとで、再生・再建することもできます。

 

これらは基本的に「再生・再建」(リストラ)を目指すための(法)制度であるので、当然、サルベージするという方向に皆で協力して動きます。

場合によっては、バンクミーティング(銀行等の金融機関が集まる会議)を開いて、債務の一部免除や返済等の条件変更を決めたり、保有資産の売却等によって得られた資金をどう配分するか、返済にどう割り振るかなども決めたりします。

また、再建の見通しが立たなければ、廃業すべきか、清算すべきか、破産すべきか、といった方向転換も決めていきます。

 

もちろん、再生・再建を目指してのことですから、「経営改善計画」も関係者との擦り合わせの上で、会社主導や経営コンサルタントが介在した上で作成し、その経営改善計画を実行していきます。

そして、経営状況を試算表にし、資金状況を資金繰り表や借入金返済表にし、毎月や隔月で「経営改善計画」と比較検討し、計画と実績がどう推移しているのか管理の上、新たな対策が必要であれば、検討の上、実行していきます。

 

知っておいて損は無いと思うのですが、再生支援協議会や銀行主導の「再生・再建」(リストラ)の場合、そこにいるメンバーが銀行員や元銀行員であって、どうしても「財務的なてこ入れ」が先行しがちになるため、資産売却や返済計画の話が多くなります。

企業側としては、営業や生産活動に必要と考える大事な資産さえも、リストラ対象にされることもあります。

このため、企業側は、経営上必要な資産は死守することをしっかりと意思表示しておかないといけません。

その場の雰囲気に流されるようなことがあってはなりません。

 

経営が悪化した企業を再生・再建するということは、大前提として、「主力業務を立て直す」ことです。

本業・主力業務にとって、余剰資産や遊休資産といえるものはリストラ対象にし、資金化して返済に回すとか主力業務の資金に回すのは当たり前のことです。

当たり前のことですが、本業・主力業務に欠かせない資産に手を付けてはいけません。

間違えて、これに手を付けると、売上を伸ばし、収益を得るための再生・再建のはずが、営業・生産の脚を引っ張ることになりかねません。

 

「そんなバカなことするわけないだろう!」

と笑うかも知れませんが、実際、こういう間違いを選択する経営者が少なくありません。

追い込まれている状況では、正常で冷静な判断が出来ないことも多々あるのです。

 

潰れたり、経営状態がかなり悪くなっている会社では、そこに至るまでに、実は何度も何度も間違えた判断や選択をしていると、後から見れば分かります。

「あの時、あの選択さえしていなければ・・・結果は違っていたのに・・・」というものです。

 

企業の再生・再建には、財務リストラだけではなく、販売や製造面の改善、人事面の見直しといったあらゆる部署を対象にし、バランスをもって直していかなければなりません。

 

会社は誰が運営してきたのか、悪くなる判断は誰がしたのか、悪くなる原因は何だったのか。

経営者の交代が必要であれば、やらなければなりません。

間違えた人物がはっきりしていれば、責任を取れる範囲で責任を取ってもらうべきです。

やらなければならないことは、それがどんなに嫌なことや辛いことでも、やらなければなりません。

再生・再建することを望むならですが・・・

 

法的最終手段である「破産」を選択せず、立て直す意思がある限り、そして協力してくれる人がいる限り、サルベージすることはできます。

 

ただ、気を付けて欲しいのは、非協力的な人や債権者がいるかどうかです。

債権者は「第三者による破産申立」や「訴訟申立」をすることができます。

これらが起こされると、せっかくの再生・再建も厄介なことになりますので、やはり関係各位とはよくよく話し合うこと、誠意を示すことが欠かせません。

 

ご訪問ありがとうございます。
今日は です。

銀行、融資、不動産担保、事業性ローンの講座はこちら
(基本や事例を知りたい方はこちら)

不動産担保ローン・事業性ローンの検索はこちら
(お悩みの方、すぐ借りたい方はこちら)

(WEBの活用でお悩みの方はこちら)
 

初回相談無料!! お気軽にお問合せください クリックでSSLセキュリティ対応のお問い合わせフォームが開きます
(お問合せの際はこちらをクリックしてください)



お気に入りに追加&ATOM FEED

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 購読する
 


TOP