case20・・・固定資産の減価償却に関して

家具のブログに書いていて、中小企業経営でよくある事例を思い出しました。

固定資産の減価償却費に関する話です。

 

法人の決算処理で、銀行などへの体裁のために、減価償却を計上しないで、黒字決算にする会社が結構多くあります。 減価償却費を計上すれば赤字決算になるため、何とか黒字を繕うケースです。 これは決して得策ではありません。 税理士がこういうことをススメることもあるようです。

 

未償却(償却費を計上しない)にしてもその未償却分を翌年に持ち越せるわけではないと記憶しています。

未償却は粉飾決算の一つの手とも考えられます。 税務上は、本来得られる節税手段を放棄するため、お咎めはありません。

 

銀行では未償却や償却不足を計算し、企業の実態の数字を計算して、経営体力などを見ています。

本当は赤字なのに黒字にして、税金を納めている企業は、気が付けば資金繰りが悪くなっています。 最後は資金がショートしてしまいます。 最悪は黒字倒産というケースも。

 

これは何ともバカバカしい限りです。

 

納税は国民の義務ですが、本来払わなくていいはずの税金を、身を削ってまで払うのは不健全です。 融資を受けるために、粉飾決算をするのでしょうが、そんなことをしても仕方ないのでは。

本当は、減価償却やら経費の計上でスレスレの黒字かちょっと赤字程度にするのが、中小零細企業にとってはいいことだとも思います。

 

税務署は税金を沢山払う人を褒めますが、本当は払えないはずなのにムリして黒字にして税金を納める人までは褒めてくれません。 脱税する人は刑事告訴されますが・・・ まあ、ほどほどに無理なく納税していくのがいいんです。

 

固定資産の減価償却費は出金を伴わない費用で、社内留保に廻せる資金を作れます。 一旦、固定資産の取得に出金した預貯金を取り戻す手段でもあるように感じます。

 

そして、上手く使えば、節税もできる費用項目です。

 

赤字決算でいいとは言えませんが、中小零細企業で青色申告していれば、赤字は7年間繰り越せます。 赤字を上手く利用することもできるのです。

成功している中小企業は、いつも黒字決算とは限りません。 赤字決算の企業でも資産を上手く取得し、残しています。

決算は納税のための計算書です。 企業業績の成績表でもありますが、納税を多くしたからと言って、褒めてくれるのは税務署くらいです。

それよりも顧客や仕入先、従業員に喜んでもらえるよう、上手く利益配分、所得配分をし、少しの税金を納めることで十分義務を果たしているのでは?

利益配分、所得配分が悪く思えるかもしれませんが、そんなことはありません。他の人に渡った資金は消費に姿を変えて、世の中を循環していきます。そうすることで、納税をするよりも大きな効果をもたらすことにつながります。

マクロ経済的に見ても、税はGDPを押し下げる効果になりますし、税収増加により政府支出が増えるよりも直接消費のほうがGDPを大きく押し上げる効果があるようですから。

 

中小零細企業を経営する上では、なるべく未償却は避けるべきでしょう。 減価償却費を計上して赤字決算になっても、それは悪いわけではありません。 

実態の数字を忘れてしまうのが、本当は一番怖いことです。

ありのままの数字を決算に反映させていくこと、それが何よりです。

減価償却費という項目は使いようによっては、粉飾にも節税にもなりますよ。

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今日は です。

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